AWSで使われるデジタル用語解説

覚えておきたいデジタル用語解説

クラウドコンピューティング(Cloud Computing)


クラウドコンピューティング(AWS)

クラウドコンピューティング(Cloud Computing)とは、ユーザーがインターネットなどのネットワーク越しにサーバー・ストレージなどのコンピューティングリソースやアプリケーションソフトウエアなどを利用する形態のサービス全般を指す言葉です。

クラウドは「雲」の意味です。オンプレミスと比較されるクラウドでは、サーバーなどのインフラ環境をあらかじめ拡張が可能な仮想環境で提供するため、利用者は必要な分だけ利用料金を支払うことができてコストを抑える利点があります。

また、サーバーなどの機器調達なく、オンデマンドでサーバーリソースを自由に増減でき、運用面の効率化が期待でき、大幅なコスト低減が期待できます。
クラウドコンピューティングで提供されるのは、個人利用するオフィスソフトやメールソフト、オンラインストレージなどから、企業の業務システム、データベースまで多岐にわたる。


▶︎AWSクラウドコンピューティングについて


クラウドには4つのタイプ


▶︎SaaS

SaaS(AWS資料)

SaaS(サース:Software as a Service)とは、インターネット経由でソフトウェアを提供するクラウド型サービスのことです。本来の意味の「ソフトウェア」とはコンピューターなどのハードウェア上で動作するプログラムなどを広く指す言葉ですが、ここでは文書作成や表計算などのオフィスソフトやメールソフトのようなアプリケーションを指しています。

通常のアプリケーションは、パソコンなどにインストールして使用します。これに対し、SaaSが提供するアプリケーションはサービス提供元のサーバー上に構築されており、ブラウザーなどを通して利用できるのが特徴です。

Microsoft社のWordやExcelなどをブラウザー上で利用できる「Office Web Apps」は、SaaSとして提供されるアプリケーションの典型的な例です。アカウントさえあれば、書類の編集から保管、共有までインターネット経由で行えます。

身近なSaaSサービスの代表例 (Google)G Suite、(Apple)iCloud、(ビジネスチャット)Slack、LINE WORKS、Chatwork(Web会議システム)Zoom、Google Meet、(オンラインストレージ)OneDrive、Dropbox(その他)kintone 、弥生会計 オンライン


▶︎IaaS

IaaS(AWS資料)

IaaS(イアース:Infrastructure as a Service)は、インフラ環境を提供するクラウド型サービスです。

インフラとは、コンピューターやネットワークなどのハードウェアにあたる機能のことを指しています。サーバーコンピューターをインターネットに接続したような環境を提供し、企業などが自社サービスを構築するために利用するというのが一般的な用途です。

イメージとしては、自社所有のサーバーコンピューターを預かってもらうハウジングサービスや、専用サーバーをレンタルできるホスティングサービスに似ています。しかし、IaaSが提供するのは本物のハードウェアではなく、ソフトウェアによって実現された「仮想ハードウェア」です。

仮想ハードウェアを用いるため、契約プランや設定の変更のみでサーバーのスペックや台数、ネットワーク接続のしかたなどを柔軟に変更できるのがIaaSの特徴です。

代表例として挙げられるのが、Amazon EC2です。


▶︎PaaS

PaaS(AWS資料)

PaaS(パース:Platform as a Service)は、プラットフォームを提供するクラウド型サービスです。

プラットフォームとは、ソフトウェアを実行するための基盤のことを指す言葉です。もちろん、IaaSを用いれば任意のソフトウェアのための実行基盤を構築することはできます。

しかし、その際に求められるのはwebサーバーやデータベースサーバーといった典型的なものがほとんどであり、これらを必要になるたびに構築するのは効率的ではありません。

そのため、よく利用される実行基盤をすぐ使える形で提供することで、利便性を高めてくれるのがPaaSの特徴です。PaaSが必要になるのは、主に独自のサービスを構築したい場合です。

PaaSにはソフトウェアの実行基盤という面のほかに、ソフトウェアの開発環境という面もあります。さまざまなプログラミング言語やAPIなどを提供するプランが用意されており、複数の開発者がアクセスすることでチーム開発も可能です。


▶︎DaaS

DaaS

"DaaS(ダース:Desktop as a Service)は、個人のデスクトップ環境をクラウド上に構築し、ネットワーク経由でどこからでもアクセスできるサービスを指します。

WindowsなどのOSと同等の環境をインターネット経由で提供します。IaaS、PaaS、SaaSがそれぞれインフラ、プラットフォーム、アプリケーションというようにシステムの「層」に対応していることを考えると、DaaSは少し趣の異なる概念と言えるかもしれません。

パソコンから利用するサービスというよりも、パソコン環境そのものをサーバーから提供されるもので置き換えてしまうようなイメージです。特定のソフトウェアを端末にインストールすることなく、ネットワークを通じて利用できるという特徴があります。

クラウド上にあるデスクトップ環境を呼び出して利用できるため、個人のPCはディスプレイとキーボードなど必要最低限の機能があれば良いので、テレワークをするために高いスペックのPCを用意する必要はありません。

DaaSには、クラウド環境を構築(クライアント端末から呼び出すデスクトップ環境がどこに存在していて、誰がその環境を提供しているか)する場所によって、プライベートクラウドDaaS、バーチャルクラウドDaaS、パブリッククラウドDaaSの3つの形があります。"

▶︎総務省クラウドサービスについて




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